これらの文書は、SIDE BEACH CITY.という組織が直面している課題と、その解決に向けた取り組みについて論じています。具体的には、オンラインでの対話促進の重要性、ITツールを単に利用するだけでなく「活用」することの意義、そしてICTの本来の目的である円滑なコミュニケーションの実現について言及されています。また、組織の認知度向上に伴い、これまで接点のなかった層への情報発信のあり方を再考する必要性も示唆されており、今後の広報戦略の変革が求められていることがうかがえます。
SIDE BEACH CITY.は今後どのような層に活動を広め、どのように情報を発信していくのか?
SIDE BEACH CITY.は今後、以下のような層に活動を広げ、そのために様々な方法で情報を発信していく考えです。
今後活動を広げる層
SIDE BEACH CITY.は、これまでの主要な対象層(NPO、行政職員、既存の受益者)に加えて、これまでSIDE BEACH CITY.を見ていなかった人々へと活動を広げようとしています。具体的なターゲット層としては、以下の人々が挙げられます。
- オンラインでの対話に抵抗がある人々:普段オンラインで話していない人とも積極的に対話の機会を増やしたいと考えています。
- 地理的に遠い、あるいは国籍が異なるなど、オフラインでは出会えないような人々:オンラインでの出会いを重視し、地域の中だけで解決できない課題に対し、より広い視点から答えを導き出すため、遠くの人々との対話を増やしていく意向です。
- ITツールを「利用」しているが「活用」できていない人々:IT利活用支援を主軸とする団体として、「利用」から「活用」へと意識を変え、真の意味でITツールを使いこなせる人々を増やしたいと考えています。
- 「ICT」と呼べるレベルの円滑なオンラインコミュニケーションができていない人々:テキストやビデオ会議において、オフラインと同じ粒度でのコミュニケーションが取れていない現状を改善し、より円滑なオンラインコミュニケーションを実践できる人々を増やそうとしています。
- ビジネスマンや地域活動に特に関心はないがSIDE BEACH CITY.の活動の一部(例えばSDGsやプログラミング教育など)には関心がある人々:最近、NPOに限らずビジネス寄りの多様な団体からインタビューやラジオ出演の依頼が増えており、これまでの主要な対象層とは異なるビジネスユーザーなどにも情報を届けたいと考えています。
今後の情報発信・活動方法
SIDE BEACH CITY.は、活動を広げる層に対応するため、情報発信や活動方法の変革を求めていると感じています。
- オンラインでの対話機会の増加:Discordコミュニティをオンラインでの対話スペースとして活用しており、オンラインであまり話していない人と話す機会を増やすことを推進したいと考えています。
- IT利活用のヒントや事例の発信:「利用」を「活用」に変えるためのヒントや、自分たちの使用例、他者の使用例などを積極的に発信していく必要があります。
- 「エージェント」制度の活用:議決権はないものの、意見を挙げたり活動に関わったりできる「エージェント」という年会費のかからない役割があり、共感してくれる人々を積極的に誘致することで、利用を活用に進められる人を増やしたいと考えています。
- 効果的なオンラインコミュニケーションに関する発信:テキストやビデオでのコミュニケーションをより円滑に進められる人を増やすため、そうした情報を発信していかなければならないと考えています。
- 広報手段の変革と多様化:既存のブログ、ポッドキャスト(SBCast.、SBCast. Ch2)、YouTube発信だけでなく、InstagramやTikTokなどのSNSを今まで以上に活用することや、それら既存の手段に加えてプラスアルファの発信方法を検討しています。特に、ポッドキャストを聞かないような層にどう情報を届けるかという課題も認識しています。
- AIによる解析資料などの有効活用:活動に関連するAIによる解析資料など、見せられるものがたくさんあるため、これらを有効に使う方法も検討していきたい意向です。
SIDE BEACH CITY.はIT利活用やコミュニケーションに関してどのような課題を抱えているのか?
SIDE BEACH CITY.は、IT利活用とコミュニケーションに関して、以下のような課題を抱えています。