さくらインターネットのSSHで、gitを使ってfatal: Unable to find remote helper for 'https'というエラーが出たときの対処方法は

🔧 このエラーの意味と原因

fatal: Unable to find remote helper for 'https' は、Git が HTTPS 経由でリモートリポジトリにアクセスしようとした際に、内部的に必要な「リモートヘルパープログラム（例：git-remote-https）」が見つからず実行できなかったことを示しています。特にさくらインターネットなどの共用レンタルサーバーや自前ビルド環境では、このヘルパーがビルド時に組み込まれていない場合があります。

🔍 主な対処法

✅ 1. git-remote-https の存在を確認

which git-remote-https

結果が何も表示されなければ、Git に HTTPS サポートが含まれていません。

✅ 2. libcurl を使った再ビルド（自分で Git をビルドした場合）

Git を自分でビルドした環境なら、libcurl が入っていない状態でビルドしてしまうと https のサポートが外れることがあります。

対処例（Ubuntu/Debian 系）:

sudo apt install libcurl4-openssl-dev
make clean
make configure
./configure --with-curl
make
sudo make install

✅ 3. さくらインターネットの環境に依存する場合

さくらインターネットの共用サーバーでは git が限定的にインストールされていることがあります。以下のような代替策が考えられます：

• Git を自分のユーザー領域にビルドして使う

• SSH 経由で Git を使う（HTTPS ではなく）

  git clone [email protected]:ユーザー名/リポジトリ.git
  
  

  SSHキーの設定が必要です。

• gh CLI を使っている場合は gh auth login の再設定gh コマンドを経由しているなら、再度ログイン設定を確認します。