Google Colaboratory(Colab)は、スマートフォンやタブレットのブラウザからも利用可能です。これにより、外出先でもPythonのプログラミングや機械学習の実行が可能となります。
スマートフォンでColabを使用する際のポイント:
ブラウザからのアクセス:スマートフォンのウェブブラウザでColabのウェブサイトにアクセスすることで、ノートブックを開いたり、新規作成したりできます。
Googleドライブとの連携:ColabはGoogleドライブと連携しており、ドライブ上のノートブックを直接開くことが可能です。スマートフォンのブラウザからGoogleドライブにアクセスし、Colabファイルを選択するだけで利用できます。
入力操作の工夫:スマートフォンの画面サイズやソフトウェアキーボードでは、コードの入力が難しい場合があります。Bluetoothキーボードを使用すると、より快適に作業できます。
注意点:
長時間の計算には不向き:スマートフォンはバッテリー容量や通信量に制限があるため、長時間の計算や大規模なデータ処理には適していません。
機能の制限:モバイル版のブラウザでは、一部の機能が制限される場合があります。
以上の点を踏まえ、スマートフォンからでもColabを活用できますが、作業内容や環境に応じて適切に利用することが重要です。
Google Colaboratory(Colab)自体には、ノートブック内のコードを外部から直接呼び出して結果を取得するためのAPIは提供されていません。しかし、Colab上でAPIサーバーを構築することで、外部からのリクエストに応じて特定のコードを実行し、その結果を返すことが可能です。
Colab上でAPIサーバーを構築する手順:
必要なライブラリのインストール:FlaskやFastAPIなどのWebフレームワークを使用してAPIサーバーを構築します。以下はFlaskを使用する場合の例です。
!pip install flask
APIサーバーのコード作成:Flaskを用いて、特定のエンドポイントにリクエストがあった際に任意のコードを実行し、その結果を返すように設定します。
from flask import Flask, request, jsonify
app = Flask(__name__)
@app.route('/api/run_code', methods=['POST'])
def run_code():
data = request.get_json()
# 受け取ったデータに基づいてコードを実行
result = execute_custom_code(data)
return jsonify(result)
def execute_custom_code(data):
# 任意のコードを実行し、結果を返す
# ここに実行したいコードを記述
return {"status": "success", "data": data}
if __name__ == '__main__':
app.run()
ngrokの利用:Colab上で実行するサーバーはローカル環境内に限定されるため、外部からアクセスするにはngrokなどのツールを使用してトンネリングを行います。
!pip install pyngrok
from pyngrok import ngrok
# Flaskサーバーの起動
public_url = ngrok.connect(5000)
print(f"Public URL: {public_url}")
外部からのアクセス:表示されたパブリックURLを通じて、外部からAPIエンドポイントにリクエストを送信し、コードを実行して結果を取得できます。
注意点: